2012年11月26日
第14回 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会
昨日までの連休、観光客の方が多く観えた長野県です。
皆様、この連休はいかがだったでしょうか?
ニュースでは高速道路の渋滞について流れていました。
運転手さん、お疲れ様です。
さて、前回お知らせしましたタイトルの大会結果ですが…
この大会で上位約40名が入賞する『国際総合部門』にて
特別優秀賞
を戴きました。
このコンクールは国内最大規模のお米のコンクールと言われており、出品数が年々増えておりますが第14回大会では国内外から総数3,915検体が出品されました。
審査方法は、第1次審査は食味計機械による玄米分析が行われます。
これはお米に含まれる成分を分析する機械で
数値が高いほど『美味しいお米』と言われています。
分析結果数値85以上の物だけが第2次審査へと進出します。
ザッと検査結果を数えてみましたら、3分の1ほどしか第2次審査へは進めていません。第2次審査へ進めるということだけでも凄い事なんですね。
蒼空農家では、今年は6検体出品し
一番低いもので85
一番高いものは95でした。
6検体すべて第2次審査へ進みました。
第2次審査では精米したお米を味度計機械により数値を測定します。
米・食味鑑定協会によると
これは米のおいしさの正体(保水膜) (おねば層)の厚みにより、
「旨みやコク」まで味度値に含め測定、表示する機械らしいです。
お米が炊き上がる時に旨みとでんぷんが溶け出して作る膜のことを
保水膜と言うのですが、
おいしさの決め手となるモチモチ感やふっくら感は
この保水膜の厚さに左右されるとのことです。
と、言うことは
保水膜が厚くしっかりしているお米は
炊きたてはもちろん冷めてもおいしいお米ですね。
ふむ。
そう言うことか…
と、今さら理解した私。。。
蒼空農家の出品した6検体は
一番低い数値でも84.6
一番高いものは
な・ん・と!!
91.8もありました
『もちもち』して『冷めてもおいしい』理由が
この数値によって証明されたわけです。
そして、第1次・第2次審査合計の上位約40名が総合部門での最終審査へとノミネートされます。
最終審査では受賞会場にて専門家など30名の審査員による官能審査が行われ、投票により賞が確定します。
蒼空農家は5年前より出品し毎年2次審査までは進みますが、やはりそこは狭き門。
毎回おしくも最終審査の約40名に残ることが出来ず、涙をのんでおりました。
そして今回、念願かなって受賞することが出来たのです。
金賞こそ逃しましたが、機械による第1次・第2次審査合計数値は
全出品検体数値中一番高い数値でした(見落としさえなければ…)。
これも、日本各地美味しいお米がたくさんある中
蒼空農家のお米をお買い求め下さる方があってこそだと思っております。
ご購入いただいた方からのあたたかいお言葉が励みとなり、原動力となり、続けてこられたのです。
今後も、この賞におごることなく、日々の努力を忘れず作業を続けたいと思います。
蒼空農家を応援して下さる皆様に感謝の気持ちをこめてご報告致します。