ちょっとした裏話(お米の表示編)



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寒さが増してきた
長野県佐久市です

前回の記事では『暖かい12月』なんて
書いていますが
昨晩から一気に寒くなってきましたよ~~
今週の天気予報ではicon04マークが!!
いよいよ、冬本番?かな


さてさて、だいぶ落ち着きましたが
『産地偽造』『虚偽表示』
騒がれていましたね~


蒼空農家では我が家で生産
直接販売のため
偽造もなにもないのですが
五郎兵衛米についても色々耳にする今日この頃…

『五郎兵衛米』とひとことに言っても
五郎兵衛新田で作られている
五郎兵衛米は本当に限られた量しかありませんからねicon10

個人的な意見ですが
もし、お米にこだわるなら
【食べたい地域の信頼できる農家の方から直接購入する】
または、産地まで直接買い付けに出向くような
【こだわりを持った個人米販売店で購入する】
のが安心かもしれないですね


お米は農産物検査(等級検査)を受検しないと
長野県産のお米
とか
コシヒカリ
っていう表示ができない法律になっています


結構、お米業界色々厳しいです・・・


この検査は基本的に食味には関係ないので
『縁故米』しか対応していない農家では
検査をしない方は多くいます
(縁故米=親戚や友人の農家から無料で、あるいは廉価で融通してもらう米)
そんな、検査を受けていないお米のことを
『未検査米』と呼びます

「何だかお米にも色々あるなぁ」
って少しだけ感じていただけましたか??(笑)


えー、その等級検査ってのはこんな感じで行われます

まず、検査専用の米袋(これがちょっとお高いicon10)へ入れたお米を
登録検査場所まで運び入れます
(検査する場所も登録した場所でないとダメなんです)
ねっ!!
『色々』あるでしょ?


そして、検査用の器具(名称は何かしら?)を使い
おもむろに米袋をプスッと刺します




器具を抜くと検査に必要な量のお米が取り出せます
それを、専用の黒いお皿(コレもきっと名称があるはず)
へあけて目視でお米を調べます




今年、稲刈りスタートは天候が良かった(良すぎた!?)ため
専用の器具を使い胴割れ米のチェック




そして問題なければめでたく1等級の印をポンっと





検査には先に出た米袋や検査代
検査場にお米を運ぶ手間や時間、お金が掛りますが
これで晴れて皆さんに正々堂々
(例えば○○年産ですよ~とか、コシヒカリですよ~とかね)
販売できるようになるのです


お米業界のちょっとした裏話でした…




  

2013年12月11日 Posted by 蒼空農家 at 12:55Comments(0)日々の出来事